お知らせ

イラストレーション・絵本・展示などの御案内
 

30年ぶりの復刻

 1paris_syndrome_cover_web.jpg991年初版のパリ症候群』(太田博昭著 / トラベルジャーナル)が、今年、電子出版にて復刻されました。なんと30年ぶりです! 本のタイトルそのものが精神医学用語となっています。
 当時の表紙イラストレーションを担当しましたが、今回もそのまま採用されています。今見ると、少しおどろおどろしいかも......今だったら違う絵にするかな、等々いろいろ思うところもあるのですが、現編集者の方も「内容とマッチしていると思う」と言ってくださり、私も再読しようと思っています。
 このイラストレーションを描いた時は私自身、その13年後に絵本の企画を売り込みにパリまで行き、何度も通うことになるなんて、思いもよりませんでした。行ってみると、パリは確かにとても魅力的な街でした。ただいつもダミー本を抱えて出版社から出版社へと歩きまわっていたので、私にとっては「憧れ」というより、常に「攻略」の対象でした。初めてフランスでの出版が決まった帰り道、嬉しすぎて足が止まらず、サンマルタン運河に架かる橋をひとつひとつジグザグに渡りながら、ひたすら歩いたことを覚えています。
 さて、この絵の画材はアクリルガッシュ。最近は水彩や線画、またはそのコラージュで描くことが多いのですが、この時期は板やキャンバスにアクリルガッシュで描くことも多かったと思います。1991年の展覧会「鏡像などは、その例です。今年はまたこの画材で作品を描いてみようと計画しています。


ラジオ版学問ノススメ

ph10_seasons_02.jpg2020年11月、『おなかぺこぺこオノマトペ』に関して、ラジオ番組でインタビューを受けました。
「ラジオ版学問ノススメ」。放送終了後、ノーカット完全版(有料)はコチラで聴くことができます



REWIND BOOKSにて


three_for_rewind_web.jpg今年自由ヶ丘にオープンしたクラフトビールが飲める書店、REWIND BOOKS (リワインド・ブックス) さんにて、拙著を扱っていただくことになりました。
ここでは新刊書のほか、一部古書や海外の文具なども扱っており、個人書店ならではの品揃えが楽しい書店です。
私の絶版本2点と、新刊本1点を販売中! 絶版本は日本ではここでのみ販売中。(その後11月中旬より、下記『おなかぺこぺこオノマトペ』も加えられました!)
写真左より、
"QUI SUIS-JE?(キ・スイ・ジュ)" 2011年にフランスで発刊され、いまは絶版。アクティビティ(読者参加型)本。裏表紙をの図形を切って、並べ替えて、いろいろな形を作る、タングラム遊びを応用した本です。フランスで発売の際に省かれたテキストを和英で添えました。¥600+税
『ここにいるよ! めいろないきものたち』 2006年に発刊され、いまは絶版。これもアクティビティ本。散歩をしている途中に見つける小さな生きもの、よく見ればそれは迷路になっていて、専用透明ケースの上から、添付のマーカーで線を描いて道を辿ることができます。¥2000+税
『やさしい死神』 は当初2009年に、日本では木耳社より『わたしの優しい死神』として、フランスでは"TENDRE EST LA MORT (死神はやさし)"のタイトルで発刊され、ベルギーにてその年の年間最優秀絵本を受賞しました。今回は日本語とフランス語の併記で千倉書房より、新装復刊されたものです。
おなかぺこぺこオノマトペ』も、その後、入荷されました! おなじく千倉書房より。

朝日カルチャーセンターでの講義

9月19日(土)、朝日カルチャーセンター新宿校にて、
「オノマトペをバイリンガルで理解しよう!」の講義を行いました。
新型コロナウイルスの影響で、当初の予定から4ヶ月遅れ、マスク着用・教室のドア半開きの状態でしたが、無事実現できて嬉しく思います。この時期にご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
『おなかぺこぺこオノマトペ』の制作意図である「コミュニケーション」を軸に話しをすすめ、本の内容からだいぶ飛躍した内容に至りました。面白いテーマなので、私自身も勉強し続けたいと思います。

当初のリーフレットに手を加えました↓
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あの日の夕焼け

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いま思うと、生きる意味についていちばん悩んでいたのは小学生の頃だったような気がする。自分が「まだいなかった」世界から、そう時間が経っていない年ごろだったから、かも知れない。"社会(=学校のクラス)" のいびつさに、ほとほとイヤになっていた。

「明日があるさ!」と、いかにも未来に希望があるかのような、励まし方があるけれど、「その明日が来るのがコワイんだ!」と思いながら、ひとり下校中だったある日のこと。家の近くまで来て坂の上から西を見ると、夕焼けが空いっぱい異様にギラついていた。オレンジ色の太陽がどんどん西に沈んでいくのをながめながら、ふと思う。「今ここで私が死んだら......」と。「あの太陽が一周して東の空からあらわれるのを見ることもないんだナ......」 そう思うと、急になんだか、いたたまれない気持ちになった。自分のいない世界でまわりつづける太陽。それ、なんか、ズルい? いやなんだろう、ちがうちがう。「私が死んだら......」と考えたのも、すぐ取り消したのも、けっこうな心の動揺のはずなんだけど......
圧倒的な太陽が、小さな心の動きを空の色ごとぐいぐい引き込んで、明日へ持っていった。負けた。
いつものように「ただいま」と、家の扉を開けた。
今も、あの日の太陽を、見つづけているんだな。


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「日本語の擬音語・擬態語をバイリンガルで理解しよう!」と謳う拙著『おなかぺこぺこオノマトペ』が、このたび日本語学習者のためのオンライン教材になりました。新型コロナウイルスのため、出入国が制限されている現状で、とくに海外の留学生さんたちのためにGO!GO!NIHON が急きょ立ち上げたプロジェクトです。
紙の本と違うところは、発音を伝えるために、私自身が日本語の例文を読む音声が付いている点、そして、各章の終わりにクイズがあるところです。とても充実した内容になっていますので、日本語を学んでいる方に、お勧めです!

巣ごもりの日々

風薫る5月。綠の美しいこの時期の大型連休。本来なら山へ海へ、海外へと出かけてリフレッシュする季節なのに、今年は新型コロナウイルスのせいで、外出を自粛しなければならないなんて......
5月5日は子どもの日。みんな家の中で何をしているのでしょう?  ぬりえも流行っていると聞きました。

バラの美しい季節です。迷路とぬりえをお楽しみください。クリックすると拡大されます。
『ミツバチと花の迷宮』より、「ブルガリアのダマスクローズ」
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2020.5.5

アマビエさま


AMABIE_icon.jpgのサムネール画像 2020年のはじめから、世界中に新型コロナウイルス拡がりました。そして5月現在、まだまだ知感染者は増え、予防薬も治療薬もできていません。最前線で闘っている医療関係者の方々、社会インフラ、生活必需品の提供にかかわる方々に感謝しながら、「それ以外」の私はひたすら外出を控え、終息を祈るばかりです。
 この疫病によってアマビエが注目されています。この妖怪の「お告げ」どおりに、たくさんの人がその像を描いて見せ合っています。
新型コロナの蔓延を防ぐキャンペーンの「ゆるキャラ」として機能している。
有名デザイナー作のシンボルマークではなく、描き手それぞれの解釈と思いがこもっている(そして各自の工夫が面白い)。
祈りのようであるけれど、特定の宗教のもとに集っているわけではない。
そういうところが気に入っています。私もゆる〜く描きました、本気の願いをこめて。

2020.4.16


タイムスリップ1991年

2020年の今、過去の作品を出品する機会を得ました。
3月11日(水)〜21日(土)

▼ご案内状 イラストレーションは川村易さん
DIX-HOUSE001.jpgディスハウスは、長年お世話になっているデザイン事務所です。まだキャリアも浅い頃に、公共施設の壁画(茂原市ケアセンター/新宿区柏木区民センター)などを描くチャンスをいただき、経験を積ませていただいたのはとても有り難いことでした。そのディスハウスが、46年続いたオフィスをこの3月で閉じることになり、このたび事務所をギャラリーに模様替え、ゆかりの作家たちの展示をします。私も声をかけていただいて、「あの頃」の作品を再び展示することにしました。1991年に発表した「鏡像」展出品作の1部です。
 また、粟津潔氏や一柳慧氏の、ここでしか見られないような作品もあり、とても興味深いものになると思います。 期間限定の、オフィス内ギャラリーですが、一般の方も入場できるそうです。 表参道液A1出口を出て、最初の角を左折、右手にあるこぢんまりした白い2階建ての建物です。(もっと歩くとクレヨンハウスに着く道)

2020 新年のご挨拶(保存)

あけまして 平和をよろしくお願いいたします

2019年は、おかげさまで3冊の絵本を出版することができました。それぞれに制作期間も、絵のスタイルも、ジャンルもちがいますが、どれも私自身の企画が実現したもので、感無量です。応援していただいた皆さま、ありがとうございました。イラストレーションの仕事もしっかりやっていきます! 本年もよろしくお願いいたします。


pekopeko_front_kei.jpgのサムネール画像

lamort_bookface_web.jpgのサムネール画像

「どきどき」「きゅん」「もぐもぐ」「てくてく」など、日常的に使う擬音語・擬態語=オノマトペを、物語性のあるイラストレーションで表現した日本語と英語の語学絵本です。見るだけでも楽しく、例文や解説を読めばバイリンガルで理解を深めることもできる、「使える」絵本を目指しました。

英語を習いはじめたお子さまや日本語を学習している人に、海外へのおみやげにも、国際交流の場での話題づくりにも、どうぞ!

リーフレット(PDF)

kinotori2019_pekopeko_leaflet.pdf




11月23日(土)朝日新聞朝刊書評欄に載りました!

東京大学の石川健治教授による書評です。

ここで言及されている「味だけではない、おいしさ」の項は、目次だと「ちょっと ひといき」の部分です。食感を伝えるオノマトペを日英の韻文で作りました。

*この本に関して、FMヨコハマJ-WAVEでお話ししました。

大阪ABCラジオで本が紹介されました。


『やさしい死神』(千倉書房)

書評でも言及され、またこちらのブログでも取り上げていただきました。


HB_cover_forPub.jpgのサムネール画像『ミツバチと花の迷宮』 (評論社)

ミツバチ目線で世界の花をめぐります。迷路やぬりえで遊びながら、ミツバチの生態についても学べる絵本。水彩のタッチと線画の組み合わせで、上記2冊とはまた違う雰囲気を出しています。

発刊日が近かった『やさしい死神』とまとめて、このようなリーフレットを作りました(PDF)→kinotori2019_twobooks.pdf


*玄光社『絵本のいま 絵本作家2019-20』に掲載されています。

私のページはコレ

*玄光社『イラストレーション ファイル2019(上巻)』に掲載されています。

私のページはコレ



きのとり/ kintoriko

2020.01.01