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『わたしたちはどこから来て......』文庫版発刊

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  2000年に佐倉統氏(現 東京大学大学院情報学環 教授)との共著でブロンズ新社から初版が発刊された『わたしたちはどこから来てどこへ行くのか?』が、11年の時を経て中公文庫より発刊されました。(5月25日発売)
  この本は、私が人生のなかでもっとも悩みの深かった(!)小学生高学年のころから誰に相談していいか分からずに抱いていたさまざまな疑問を、ずいぶんと大人になって佐倉氏にぶつける機会を得て実現したものです。初版のブロンズ新社版の表紙(下の画像・左の本、クリックで拡大)はそのときに私が描いた"企画書"そのものなので、だいたいの内容はこれで察せられると思います。文庫版の目次には、より詳しい項目がならべられています。デザインはともに坂川栄治氏によるものです。

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  「人生」を進化論の視点から解いた佐倉氏のわかりやすい文章により、私の頭と心の中でこんがらがっていた思考がほぐれてゆきました。サブタイトルの一部にあるように「人間の意味」という哲学的なテーマの答えはすぐみつかるものではありません、が、生物〜人間が太古からどのようにしてサバイバルしてきたかを知ることは、未来を生きるヒントになるに違いありません。人生のデビューから間もなくて戸惑っている小学生から、社会の複雑さの中で自分を見失いそうになっている大人まで、ふっと一息つきながら自身と社会を見つめ直すきっかけになるのではと思います。私自身にとっては繰り返し考え続けるテーマの目次となっており、その後の作品『わたしの優しい死神』『Qui Suis-Je ?』などの絵本のベースになっていると言えます。

  文庫になったことで、手に入りやすくなりました。税込¥620です!イラストレーションもモノクロにはなりましたが、ふんだんに入っております。多くのひとに読んでいただければ幸いです。

以下、気に入っているページをいくつか紹介します。
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手前が今回発売された文庫版、奥が2色の初版。"アイデンティティ"の問題。

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同じく、手前が文庫版。"天使と悪魔のみちびき"。

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"共同体の中でサバイバル"してきた人間

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"死"への恐怖