イラストレーション・絵本・展示などの御案内

2013年1月アーカイブ

あたりまえのゆくえ

「2013 あけましておめでとうございます」

ありふれた挨拶の尊さを感じる近ごろのお正月です。

そして、あたりまえのことについて、あらためて考えています。

懸念はいろいろありますが、おもに "表現する仕事" の立場から。


farfalle.jpgのサムネール画像

 イラストレーションの仕事をはじめて約30年になります。振り返ってみればいかに自分が幸福だったかと思わずにはいられません。生まれたときには既に日本は高度成長をとげ、衣食住にこと足りて、私は思うままに大好きな絵を描き、それを職業として選ぶことが出来ました。先人達が苦渋と困難を経て築いた、平和と繁栄を享受してきました。


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 ですが世界を見回せば、貧しいばかりでなく、思想信条のために拘束され命を奪われたり、女性や社会的マイノリティーというだけで軽んじられたりする社会が今もあります。かつての日本もそうであったように ...... これからの日本はそんな社会にはもどらない、もう大丈夫、と言えるでしょうか? 


12月のご挨拶、保存

12月、たくさんの小さな声を......


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いよいよ寒くなってきました。なんと3ヶ月ぶりの更新とは情けないかぎり。いくつか事後報告を。

 ブラティスラヴァ世界絵本原画展は11月3日より千葉美術館から高浜市やきものの里かわら美術館に移り展示中です(12月24日まで)。第4部の特別展示に出品しています。この『なないろえほん』、千葉美のミュージアム・シヨップで扱っていただきましたが、おかげさまで販売用最後の6冊は売り切れとなりました。ありがとうございました。

 11月18日(日) には文学フリマという催し物があり、BCCKS様のブースに飛び入りで『うらゆきひめ』を置かせてもらいました。短い時間にかかわらず2冊ほど売れました、お買上いただいた方、ありがとうございます。

 私の作品ではありませんが、こんな図版が実家の物置からごそっと出てきました。どれも鉄道・橋・堤防や船舶・蒸気機関などの資料ですが、どうやら原本ではなく、祖先がどこからかコピーしたバラバラの紙です。古書的価値はなさそうですが、魅力的な図版ばかり。捨てるにしのびないので、まとまった書籍のかたちに出来ないかと考えています。ご興味ある編集者のかた、いらっしゃいませんか?

 辰年も終わりに近づいてきました。新年を迎えるべく干支迷路、アップしました。年末年始のお楽しみにどうぞ。


 総選挙がせまっています。今後のエネルギーに関する考え方を第一のポイントにしようと思っていましたが、ここへきてそれよりも重要、いやもっと根本的なことを問わなければならない様相になってきました。基本的人権よりも国家の秩序を優先し、軍事を強化すると謳う政党が優勢とのこと。原発を推進してきた姿勢と根は同じ、これは弱者を恫喝しねじ伏せ、最後には切り捨てる政策です。(どれだけ"えらいひと"ばかりがオイシイ思いをしてきたか、思い当たるでしょう?) 無関心でいると、そのうち「力をもった大きな声」だけがまかり通る世の中になるでしょう。さまざまな小さな声を届けるため、たくさん悩んで投票に行きましょう!(>とくに「どこもキライだから私いつも行かない」と豪語していた友人へ)

 迷っているならココが判断の助けになるかも。

 その後、戦後最低の投票率という残念な結果になりました。ただなんとなく投票しなかった人、「棄権も意思表示のひとつ」と考えた人は、結果的に(バックに組織票を持つ)一政党の圧勝に加担したことになりますが、それでよかったのでしょうか? 来年は参院選があります。(2012. 12.19.)

 

 きのとりこ/ kinotoriko

2012. 12.13.


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