イラストレーション・絵本・展示などの御案内

2月のご挨拶、保存

2月、きさらぎの夢


LaRonde.jpg 1月に2週間ほど、ヨーロッパに行ってきました。1年半に1度くらいパリとミラノの出版社に新作絵本の企画を見せに行っています。うまく出版にこぎつけたものもあれば、出版にはいたらず限定で自主製作したものが図書館・美術館に買い取られた場合もあります。>一覧

 最近『Il Panorama Parlato/ことばのけしき』『What a Colorful Life !/なないろえほん』に続いてうらわ美術館のコレクションになりました。多謝。もちろんまだ日の目を見ぬまま、私のひきだしに眠っている作品も。

 さて、今回持っていったものはかなり"評価"されたのですが(え、本当に?)、子どもの本の出版社として「ウチでは」出版は難しいというのがおおかたの反応、作品として手応えはあり、彼らの 言葉を信じれば、ここでその絵本(の見本) を公開して出版社を募りたいくらいの気持ちですが、まだ返事待ちのところもあるので控えます。

 タイトルはフランス語で "Un Fils du Vent, Une Fille de l'Onde (風の少年、波の少女)"、イタリア語で "Rondo Mondo" (せかいはめぐる)←双方が互いに訳になっていないじゃないか(!)......ですが、これは同じ作品で、キモは全部のページがひと筆描きで繋がって、世界がぐるぐる巡っている感じです(トップの画像)。日本語の仮題は『ひとふでロンド』。ここではこれだけの情報ですが、ご興味があれば一作まるごと見ていただきたいのです>出版関係の方。もちろん、こんな感じでイラストレーションも描きますグラフィック関係の方

 旅行中の写真など、順次アップしていきます。

 

 1月後半の2週間、折りも折り、フランスのTVでは連日戦地の映像が流れ、画面で迷彩服を着た人達を見慣れてしまいました。軍隊の存在があたりまえの世の中と感じてしまいそうです。だからこそ「極東の島国に、国民を闘わせない国がある」のは「夢」のようなこと。現実との折り合いをつけながら、その理想を追求するのが「美しい国」ではないかと......。

それにしても、ちょっと離れて帰国して、感じる地震の多さ。ここで「安全」であることのハードルの高さをつくづく感じます。


 きのとりこ/ kinotoriko

2013. 2.7.