イラストレーション・絵本・展示などの御案内

2014年5月アーカイブ

ふくらむ線、もうひとつ

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ギャラリーの奥の壁面には額装の小品を飾っていますが、手描きのものは線が少し立体的に見えます。

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こちらの画材はメインの壁面で使用したサクラクレパス「エスピエ」ではなく、マービー「ふくらむえのぐ」通称"もこもこペン"です。画面が小さいので、線も細くしたかったのです。描いた線が乾いた後に熱を加えると膨らむタイプ。テクスチャーも少しマットな感じになります。

タングラムって?

QSJ_magnet1.jpg フランスで出版された"Qui Suis-Je?"(キ・スイ・ジュ?......わたしはなにもの?)という本は、アクティビティ本というカテゴリーに入っていて、「本そのものを切って貼っていじって、創作の材料にしてくださいナ」というものです。

 これは昔ながらのタンクラムパズルをヒントに、「正方形15分割5色」というヴアリエーションを作ったのですが、使い方がイマイチ分かりづらいので、マグネットで遊べるものを作ってきました。
←背景が黒のボードがそれ。マグネットを並べ替えて、表紙と同じカタチを作りました。

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 本の裏表紙に説明が書いてあります(フランス語ですが......)。図のように正方形を切ってしまいます。バラバラになったパーツをくみあわせると、いろいろなカタチができるのです。会場に来て、触って遊んでみてくださいー。
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正方形をバラバラにして......本をまねて「おさるさん」を。

作品、増えています

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 展示はすでに3週目に入っております。売り切れたモノもあり、あらたに追加したモノもあり、作品のファイルなども置きましたので、より盛りだくさんの雰囲気が出てきたと思います。オープン当初はこんな感じでした。

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とりわけ、この壁面がにぎやかに(しすぎた感が......) 。額装作品が4点。その傍らに、それぞれの額のなかに入っている4枚の紙がディスプレイされています、が、このあたりぱっと見で理解していいただくの難しく......

ともあれ、気合いはいっていますので、多くの人に是非見にきていただきたいです!よろしくお願いします。

サクラクレパスさん

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 ギャラリーのメインの壁面に、紙をつなげて展示している "ダブルひとふで描き"作品は、「何で描いているの?」とよくきかれます。その画材「エスピエ」の製造販売元サクラクレパス社の広報のN氏が5月20日、ギャラリーを訪ねてきてくれました。
サクラクレパスのFBに載せていただいた記事はコレ。ありがとうございます。画像は、壁面のコーナー部分。自宅で描いているときはカドで曲がることをすっかり忘れていたので、"コーナリング" にちょっと苦労しましたが、なんとか見た目つながっているでしょう?
 この作品に描かれている青色とオレンジ色の線はそれぞれひとふで描きで、始点と終点も繋がるループ状のものなので、線をぐい〜んと引き延ばせば、2本の輪になります。そんな紐の感触をだしたくて、盛り上がる絵具を探していたときに見つけたのが「エスピエ」です。もともと絵本の企画として提案しているので、エンボス加工を想定したプレゼンテーションという位置づけですが、盛り上がる絵具の楽しみ方の提案になっているとしたら、それもヨカッタ!指の感触で絵を楽しむという、その方向性もアリかな、と思った次第。紙だけでなく、布・木・プラスチックなどにも描けるそうなので、いろいろ遊べそう。
 さらに、N氏からは新製品「デコレーゼ」のセットをいただきました。コレでどんなことができるかしら。「女の子向けキラキラ商品」ですが、画材用目線でみるとまた違うかも......


フランスでの出版にいたるまで

tendre_cover.jpgのサムネール画像のサムネール画像
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 現在開催中の展覧会では、今までフランスで出した2冊の絵本(画像↑)も展示〜販売しています。よく出版に至ったいきさつを訊かれるのですが、短く言うと「持ち込み原稿が採用された」です。もう少し詳しく言うと
●2003,2004年:ボローニャの国際絵本原画展に入選したのをきっかけに、会期中その会場で繰り広げられるイラストレーターの「売り込み」に自分も参戦。イタリアの出版社とフランスの出版社と気が合いそうな感触を得る。この時期にイタリア語とフランス語を習い始める。
●2005年:ミラノに2ヶ月滞在し、出版社をめぐる。滞在中10日間パリに行く。その間に、1) 書店めぐりをし、自分に合いそうな出版社をリストアップ、ネットカフェ等を利用し、電話番号をしらべる 2)アポをとり担当者に会いに行く。
●2006年:これ以降ほぼ毎年、新作のダミーを携えて、ミラノとパリの出版社を訪問。その旅の写真はココに。みな褒めてはくれるけど、なかなか採用はしてくれません。
●2008年:日本の出版社向けに作った『わたしの優しい死神』SARBACANE社に気に入られ、日本の出版社と版権を分ける形で発刊されることに。
●2009年:『わたしの優しい死神』が"Tendre est La Mort" というタイトルで発刊。この作品がベルギーにて "LibbyLit(フランス語による最優秀絵本賞)" 受賞。この年に持ち込んだタングラム・パズルを応用した作品がSARBACANEに採用が決定される、が「わかりやすく単純に」という依頼で3度かきなおす。
●2011年:前出のパズル絵本が "Quis Suis-Je?"というタイトルで発刊。
●その後もチャレンジはつづく......

ダブルひとふで描き

展示の作品は一筆で描いた2本の線が絡んでひとつのシーンをつくるという手法で描いています。この手法でいろいろ試しています。
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たとえば、上下左右に繋がるように描いたこのデザインは、複数枚ならべるとこんな(上の画像)感じ。もう少し隙間が目立たないようにするとテキスタイルぽくなりそう。包み紙・紙袋などに応用できそうでしょう?実はこれが "イラレ" で描いた下描きで、仕上げるときは画材を替えて(油性マーカーや筆など)少しニュアンスのある線にします。

とりあえずいろいろ効果を試したいので "イラレ" の線のまま、手近なウェット・ティッシュの筒に巻いてみました。うしろに見えるのは額装作品です。

会場構成

会場構成もだいたい三つに分かれています。
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*1 大部分の壁面:今回おもにプレゼンテーションしたい新作。↑接近して撮影したものがこれ。全体像は御来廊のお楽しみに......

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*2 その壁面の下の台:いままで作った絵本いろいろ

*3 小さい壁面とテーブル(昨日アップした写真):小型の額装作品(手描きと顔料プリント)と、さまざまなグッズ

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L_bird_B2.jpgのサムネール画像"Birdland composition_O" と"Birdland composition_B" (Lサイズ顔料プリント作品)

今日は、壁の額装作品に2点追加しました。(写真は部分)
ちなみに額装作品のサイズは:
Lサイズ:20cm×20cm
Mサイズ:15com×15cm
Sサイズ:12cm×12cm


展示、はじまりました

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 初日の写真です。7日のオープニングにいらしてくださった方々、ありがとうございました!そして今日までにいらしていただいた方々も、これからの方も!
まだ1ヶ月の間に追加する作品もあります。お見せしたいものはたくさんあるのです。ご足労に値するだけの展示を心がけて、頑張ります。

 イラストレーターの展示&ショップなので、いわゆる「絵を売る」とイメージとはちょっと違います。(店内に入ったら必ず絵を買わされる!とかじゃないです念のため)
今回の展示の目的はだいたい3つ。
*イラストレーター/絵本制作者としてのプレゼンテーション→こんな絵描いています、こんな企画いかがですか、使ってやってください。ゆるりとした打診や相談も歓迎です。
*いろいろな印刷物・グッズの販売。気にいっていただけるものがあれば買ってくださいね(^^) けっこう頑張って値下げしました。生活のなかで利用してもらえる、というのもイラストレーションの機能かと思っています。
*コミュニケーションの場に。実は、作品を見ていただいてる間は、なんだが照れくさいので、居合わせたくない気持ちになることもあるのですが、少ししっかりしようかと。面識の無い方も、よかったら声をかけてください。ご意見ご感想も嬉しく、またご質問などにもできるだけお答えしたいと思います。「イラストレーションの現状」的な問いには答えられそうもないですが、自作の説明ならいくらでもできます。とくに時間を決める必要があれば、メールにてご確認お願いします。
→treepie<アット>kinotori.com (<アット>を@に置き換えてください)

よろしくお願いします!

4月のご挨拶、保存

キラキラの季節


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 待ちわびていた桜の季節はたちまち過ぎて、春の花があちこちで咲き、木の芽もぷりぷりと伸びてきて、1年でもっとも自然の生命力のみなぎる季節になりました。なにか背中から追い立てられている気がするのは、↓このせいでしょうか。

 5月の連休明け7日から個展をひらくことになり、ただいま制作真最中なのです。ギャラリー・エフさんの新企画で、いわゆる「個展」とはちょっと違います。「マンスリー・アート・ショップ」というシリーズ名で、1作家が1ヶ月、エフのスペースを独占?します。第1弾を担当する光栄にあずかりましたが、どんなイメージでやっていこうかと模索しながら作っています。
*1 基本情報 (4.17)

木野は基本的に、月・水・土曜の午後2時以降は在廊予定です。
(急用や「ちょっと外出」の場合もありますので、ギャラリーにご連絡いただいたほうが確実です)
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