
フランスの最近のブログ記事



写真左が今年4月に発刊された " Quand Petit Tomo dort " 「ともくんが眠る間に」。そして写真右がこの9月に発刊された " La nuit, ailleurs "「夜のどこかで」です。 2冊とも、Grandir(グランディール)社のPapiers Coupés (パピエ・クペ) というシリーズの中のタイトル。レーザーカットのイラストレーション、蛇腹折り、布製の手製本で、少部数ずつ制作されています。
どちらの本も舞台は満月の夜、この世界のどこかで息づく生命の物語。カットされた表紙カバーからのぞく紙の色は、「ともくん......」がブロンズ色。「夜の......」が明るいシルバー。両方とも月光のイメージです。カットされた形の重なりや、光と影がうみだす効果をお楽しみください。
このシリーズの他の本(PDFカタログ) と同様に繊細な作りゆえ、フランスでもアート系の書店やギャラリーなど限られたところで販売しているとのこと。amazon.frでも扱うと聞いているので、分かり次第こちらで報告します。
2017. 9.13.
2017. 1.14.


ブログでもtwitterでも「こんなゴハン食べました」なんて写真が多いのですけど、あまりに贅沢で美味しそうな食べ物を見せつけられた時は、羨ましさでついついヒガんでしまいませんか? いずれにしても、自分のお腹に入らないものなんて、ねぇ......。
そこで " Who cares what I eat !? (私が食べたものなんて)" と題して、1月の(遅 ! )パリ・ミラノ旅行の際の食事の写真ばかり集めました。パリではアパートで自炊とテイク・アウトが基本、ミラノは部屋に冷蔵庫のないホテル泊だったので苦戦......そして時には友人とともにレストランへ ...... 無駄なく無理なく楽しくお食事できるように頑張った? 記録です。
2月、きさらぎの夢
1月に2週間ほど、ヨーロッパに行ってきました。1年半に1度くらいパリとミラノの出版社に新作絵本の企画を見せに行っています。うまく出版にこぎつけたものもあれば、出版にはいたらず限定で自主製作したものが図書館・美術館に買い取られた場合もあります。>一覧。
最近『Il Panorama Parlato/ことばのけしき』が『What a Colorful Life !/なないろえほん』に続いてうらわ美術館のコレクションになりました。多謝。もちろんまだ日の目を見ぬまま、私のひきだしに眠っている作品も。
さて、今回持っていったものはかなり"評価"されたのですが(え、本当に?)、子どもの本の出版社として「ウチでは」出版は難しいというのがおおかたの反応、作品として手応えはあり、彼らの 言葉を信じれば、ここでその絵本(の見本) を公開して出版社を募りたいくらいの気持ちですが、まだ返事待ちのところもあるので控えます。
タイトルはフランス語で "Un Fils du Vent, Une Fille de l'Onde (風の少年、波の少女)"、イタリア語で "Rondo Mondo" (せかいはめぐる)" ←双方が互いに訳になっていないじゃないか(!)......ですが、これは同じ作品で、キモは全部のページがひと筆描きで繋がって、世界がぐるぐる巡っている感じです(トップの画像)。日本語の仮題は『ひとふでロンド』。ここではこれだけの情報ですが、ご興味があれば一作まるごと見ていただきたいのです>出版関係の方。もちろん、こんな感じでイラストレーションも描きます>グラフィック関係の方。
旅行中の写真など、順次アップしていきます。
1月後半の2週間、折りも折り、フランスのTVでは連日戦地の映像が流れ、画面で迷彩服を着た人達を見慣れてしまいました。軍隊の存在があたりまえの世の中と感じてしまいそうです。だからこそ「極東の島国に、国民を闘わせない国がある」のは「夢」のようなこと。現実との折り合いをつけながら、その理想を追求するのが「美しい国」ではないかと......。
それにしても、ちょっと離れて帰国して、感じる地震の多さ。ここで「安全」であることのハードルの高さをつくづく感じます。
きのとりこ/ kinotoriko
2013. 2.7.