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フランスの最近のブログ記事

フランスからの、切り絵絵本 第2弾


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写真左が今年4月に発刊された " Quand Petit Tomo dort " 「ともくんが眠る間に」。そして写真右がこの9月に発刊された " La nuit, ailleurs "「夜のどこかで」です。 2冊とも、Grandir(グランディール)社Papiers Coupés (パピエ・クペ) というシリーズの中のタイトル。レーザーカットのイラストレーション、蛇腹折り、布製の手製本で、少部数ずつ制作されています。


どちらの本も舞台は満月の夜、この世界のどこかで息づく生命の物語。カットされた表紙カバーからのぞく紙の色は、「ともくん......」がブロンズ色。「夜の......」が明るいシルバー。両方とも月光のイメージです。カットされた形の重なりや、光と影がうみだす効果をお楽しみください。


このシリーズの他の本(PDFカタログ) と同様に繊細な作りゆえ、フランスでもアート系の書店やギャラリーなど限られたところで販売しているとのこと。amazon.frでも扱うと聞いているので、分かり次第こちらで報告します。 


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2017. 9.13.


フランスから切り絵絵本 第1弾



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2017年4月、フランスの出版社から絵本が発刊されました。 南仏のニームにある Grandir(グランディール)社Papiers Coupés (パピエ・クペ)というシリーズの中の1冊です。パピエ・クペ =「切り抜いた紙」という名のとおり、イラストレーションはレーザーで切り抜かれています。蛇腹折り、布製の手製本で、少部数ずつ制作されています。

タイトルは " Quand Petit Tomo dort " 「ともくんが眠る間に」。少年がベッドの中から窓の外をみると、今夜は満月。そのころ夜行性の動物は......。光と影の効果で、いろいろな表情を見せます。詳しくはコチラへ! 
つづいて第2弾も発売予定です。

私の作品はまだ出版社のサイトには出ていませんが、シリーズの他の作品のカタログはこちらです。とても美しいシリーズなので、日本でも買えないかしら、どこかの書店さんやギャラリーがこのシリーズを輸入&展示販売してくれないかしらと、期待してます。
2017.4.4

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パリの写真を展示


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イラストレーションではなく、写真展を開いています。
自由ヶ丘のフランス語会話学校「Libé (リベ)」のサロンにて。校長のロラン (私の最初のフランス語の先生) が、フランス旅行の写真をこのHPで見て、声をかけてくれたのでした。パリで撮ったものばかり10点ほど、展示しています。期限はまだ未定。少なくとも2~3ヶ月は続くでしょう。一般には公開していないので、追って少しずつ、ここに載せて(3/24更新)いこうと思います。

タイトルは「パリ---やわらかな孤独」
このサロンでの一つ前の展示、フランス人が撮ったパリ市民 --- 出版社襲撃事件のあと集結し、声をあげる人々--- の姿でした今回は少し雰囲気を変えようと思いつつも、この傷む世界を意識しないではいられません。
群衆から個へ。孤独の中で思いをめぐらせ、共感の意味を考えること --- をテーマに、過去に撮った写真の中から選びました。

以前にWEB上で公開した写真絵本( BCCKSの古い仕様です)『彫塑さま』もどうぞ。


2017. 1.14.


風の少年、波の少女


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 個展「せかいはめぐる めぐりあう」は、もともとは絵本を想定して作ったものです。先にこの(写真左:ちなみに青いテーブルも作品) 試作本ができていました。右の写真はフランスの出版社に見せるための試作本なので、タイトルもフランス語です。裏も表もないぐるぐる絵本なので、タイトルが両方に入っています。写真向かって右いわゆる「表1」には日本語訳「風の少年波の少女」、向かって左いわゆる「表4」には「風の少年波の少女」と書いてあります。タイトルは迷いに迷っていたので、日仏のタイトルは対訳になっていません。が、内容は「風にのって旅する少年と、波に乗って旅する少女が、真ん中で出会い」そして「森羅万象がめぐりめぐる話」なので、どちらをメインにとるかなんですが......

タングラムって?

QSJ_magnet1.jpg フランスで出版された"Qui Suis-Je?"(キ・スイ・ジュ?......わたしはなにもの?)という本は、アクティビティ本というカテゴリーに入っていて、「本そのものを切って貼っていじって、創作の材料にしてくださいナ」というものです。

 これは昔ながらのタンクラムパズルをヒントに、「正方形15分割5色」というヴアリエーションを作ったのですが、使い方がイマイチ分かりづらいので、マグネットで遊べるものを作ってきました。
←背景が黒のボードがそれ。マグネットを並べ替えて、表紙と同じカタチを作りました。

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 本の裏表紙に説明が書いてあります(フランス語ですが......)。図のように正方形を切ってしまいます。バラバラになったパーツをくみあわせると、いろいろなカタチができるのです。会場に来て、触って遊んでみてくださいー。
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正方形をバラバラにして......本をまねて「おさるさん」を。

フランスでの出版にいたるまで

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 現在開催中の展覧会では、今までフランスで出した2冊の絵本(画像↑)も展示〜販売しています。よく出版に至ったいきさつを訊かれるのですが、短く言うと「持ち込み原稿が採用された」です。もう少し詳しく言うと
●2003,2004年:ボローニャの国際絵本原画展に入選したのをきっかけに、会期中その会場で繰り広げられるイラストレーターの「売り込み」に自分も参戦。イタリアの出版社とフランスの出版社と気が合いそうな感触を得る。この時期にイタリア語とフランス語を習い始める。
●2005年:ミラノに2ヶ月滞在し、出版社をめぐる。滞在中10日間パリに行く。その間に、1) 書店めぐりをし、自分に合いそうな出版社をリストアップ、ネットカフェ等を利用し、電話番号をしらべる 2)アポをとり担当者に会いに行く。
●2006年:これ以降ほぼ毎年、新作のダミーを携えて、ミラノとパリの出版社を訪問。その旅の写真はココに。みな褒めてはくれるけど、なかなか採用はしてくれません。
●2008年:日本の出版社向けに作った『わたしの優しい死神』SARBACANE社に気に入られ、日本の出版社と版権を分ける形で発刊されることに。
●2009年:『わたしの優しい死神』が"Tendre est La Mort" というタイトルで発刊。この作品がベルギーにて "LibbyLit(フランス語による最優秀絵本賞)" 受賞。この年に持ち込んだタングラム・パズルを応用した作品がSARBACANEに採用が決定される、が「わかりやすく単純に」という依頼で3度かきなおす。
●2011年:前出のパズル絵本が "Quis Suis-Je?"というタイトルで発刊。
●その後もチャレンジはつづく......

ひとり旅の食事

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 ブログでもtwitterでも「こんなゴハン食べました」なんて写真が多いのですけど、あまりに贅沢で美味しそうな食べ物を見せつけられた時は、羨ましさでついついヒガんでしまいませんか? いずれにしても、自分のお腹に入らないものなんて、ねぇ......。

 そこで " Who cares what I eat !? (私が食べたものなんて)" と題して、1月の(遅 ! )パリ・ミラノ旅行の際の食事の写真ばかり集めました。パリではアパートで自炊とテイク・アウトが基本、ミラノは部屋に冷蔵庫のないホテル泊だったので苦戦......そして時には友人とともにレストランへ ...... 無駄なく無理なく楽しくお食事できるように頑張った? 記録です。


2月のご挨拶、保存

2月、きさらぎの夢


LaRonde.jpg 1月に2週間ほど、ヨーロッパに行ってきました。1年半に1度くらいパリとミラノの出版社に新作絵本の企画を見せに行っています。うまく出版にこぎつけたものもあれば、出版にはいたらず限定で自主製作したものが図書館・美術館に買い取られた場合もあります。>一覧

 最近『Il Panorama Parlato/ことばのけしき』『What a Colorful Life !/なないろえほん』に続いてうらわ美術館のコレクションになりました。多謝。もちろんまだ日の目を見ぬまま、私のひきだしに眠っている作品も。

 さて、今回持っていったものはかなり"評価"されたのですが(え、本当に?)、子どもの本の出版社として「ウチでは」出版は難しいというのがおおかたの反応、作品として手応えはあり、彼らの 言葉を信じれば、ここでその絵本(の見本) を公開して出版社を募りたいくらいの気持ちですが、まだ返事待ちのところもあるので控えます。

 タイトルはフランス語で "Un Fils du Vent, Une Fille de l'Onde (風の少年、波の少女)"、イタリア語で "Rondo Mondo" (せかいはめぐる)←双方が互いに訳になっていないじゃないか(!)......ですが、これは同じ作品で、キモは全部のページがひと筆描きで繋がって、世界がぐるぐる巡っている感じです(トップの画像)。日本語の仮題は『ひとふでロンド』。ここではこれだけの情報ですが、ご興味があれば一作まるごと見ていただきたいのです>出版関係の方。もちろん、こんな感じでイラストレーションも描きますグラフィック関係の方

 旅行中の写真など、順次アップしていきます。

 

 1月後半の2週間、折りも折り、フランスのTVでは連日戦地の映像が流れ、画面で迷彩服を着た人達を見慣れてしまいました。軍隊の存在があたりまえの世の中と感じてしまいそうです。だからこそ「極東の島国に、国民を闘わせない国がある」のは「夢」のようなこと。現実との折り合いをつけながら、その理想を追求するのが「美しい国」ではないかと......。

それにしても、ちょっと離れて帰国して、感じる地震の多さ。ここで「安全」であることのハードルの高さをつくづく感じます。


 きのとりこ/ kinotoriko

2013. 2.7.


雪のパリ

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 8泊9日のパリ滞在中、出版社やギャラリー巡りの日は写真を撮る余裕がなかったのですが、大雪に見舞われた20日が日曜日だったので、オフのこの日はやたらと撮りまくりました。

 車も少なく、走っていても超徐行のため、街はとても静か。ひさしぶりの大雪に地元の人達もハイな感じで、人の足音や笑い声が響く特別な日となりました。

 雪のパリはコチラから。キューブリック風アングルで撮った写真も集めてみました。

『なないろえほん 』完売近づく

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 『なないろえほん』を製作したのは2002年、自費で350部ほど作りました。書店やギャラリーに置いていただいたり、展覧会・イベントなどで販売しつつ10年目の今年、販売用の残部数は10冊ほどになりました。これまでにご購入いただいた方、ありがとうございました。10 冊のうちの6冊を現在、ブラティスラヴァ世界絵本原画展を開催している千葉市美術館のミュージアム・ショップにて販売しております。これで一般販売は終了となります。(残り4冊はとりあえず手元にキープ、そのほかに保管用のものを何冊かキープしてあるという状況) 私にとってはその後の活動への分岐点となる作品だったので、感慨深いものがあります。

 2001年の4月のある日、自分のサイトのコンテンツに、グラフィックでなにか遊べるページを作りたいと思ったのがそもそものきっかけ。穴を開けた色面のレイヤーを何枚か用意し、クリックでそのレイヤーの重ね方がランダムに変わるようにして、予期しないパターンを作る。そんなイメージをいだきつつ机の上で色紙に穴をあけて試行錯誤している中、「だったら紙でいいのでは?プログラマーさんに相談しなくていいし!」と我にかえったのです。その後はコンセプトを組み立てて、怒濤の手作業でダミーを1ヶ月余で完成させました。


画像: 上は紺+水色+赤の型抜き色紙に、ネコのシルエットを型抜きした白い紙を、下は、黄+赤+黄緑+橙の型抜き色紙に、「傘もつ少女」を型抜きした白い紙を重ねている。天地左右にある二ツ穴はバインダーに納めるためのもの。


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